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視聴率の基礎知識

視聴率に関する知識の必要性は既に述べましたが、では具体的に我々が知っておくべき視聴率の知識には何があるのでしょうか。視聴率の測定方法?視聴率の算出方法?勿論それも重要ですし、必要な知識です。というか、それを知らなければ視聴率を知っていることにはなりませんからね。本当に重要と思われる知識は個別に紹介するとして、まずは視聴率の基礎知識に関する話題から述べていきましょう。

視聴率の数字だけ見て高い低いって言ってもいいのは一般視聴者だけ

 

この後で詳しく説明しますが、視聴率の数字は正確な視聴率を反映しているわけではありません。例えば、視聴率50%と発表された番組があったとしても、「二人に一人がその番組を見た」とは言い切れません。どちらかというと違う可能性が高いです。「20%→24%→26%」と、毎週やっている番組の視聴率が徐々に上がっているからといって、その番組の人気が上がっているとは言い切れないのです。我々一般人は、数%の数値の変動を見て、「ああ、今週は上がったね」とか、「最近ちょっと人気落ち目なのかな?」とか言うのは構わないですし、それがまた話のネタにもできます。従って我々は視聴率が適当な数値であることを知った上で話題にしているのなら別にいいのですが、視聴率の知識を正しく持たないと商売にならない業界関係者が数%の視聴率の上下で騒ぐことは無知をさらけだしているようなものです。実は、それくらい視聴率というのはいい加減なものなのです。

いい加減な視聴率が重宝されている理由

では、ここでいい加減だと何度も何度も言われている視聴率がなぜ重宝されているのでしょうか。

一般視聴者から見た視聴率

一般視聴者にとっての視聴率は、既に述べたように、「視聴率の高い番組は人気がある」です。流行や話題に敏感な人にとっては視聴率の高い番組を見ていないのは非常に嫌なことでしょう。ひどいところでは「ある人気番組を見ていないだけで爪弾きにされる」例もあると聞きます。そんな人から見れば、視聴率の高い低いは死活問題で、視聴率の高い番組を好きでなくても見なくてはならなくなる義務感に苛まされます。また、そういうものとは無縁な人でも、自分のお気に入りの番組の視聴率が下がれば、打ち切られてしまうかもしれないと思うでしょう。実生活の楽しみが奪われ、事と次第によっては実生活にまで影響を及ばしてしまうので、普通の人はたかが視聴率と言ってばかにはできないと思っているのです。

業界関係者から見た視聴率

業界関係者にとっての視聴率は、既に述べたように営業成績みたいなものです。従って、視聴率が悪い番組の担当者は営業成績が悪いということになります。ここでは、我々一般人よりもさらに死活問題になります。視聴率が低いとは仕事できないのと同義語ですからね。まあ、視聴率が数%下がったところで大騒ぎするのはおかしいですし、それくらい業界の人間はわかっているはずなのですが、わざとなのか、あるいは本当に知らないのか、この数%を獲得するために躍起になってやっているわけです。視聴率のからくりを知らないで騒いでいるのだとしたらただの無知ですし、からくりを知っていて騒いでいるのだとしたら何らかの意図があるのでしょう。どっちにしても、健全な状態だとは言えません。


いい加減な視聴率との付き合い方

このように、今発表されている視聴率は、極端に間違っているわけではありませんが、正確な視聴率を反映しているとは言えません。この視聴率の問題を解決するためには、

完璧な視聴率調査を行う

視聴率がいい加減であることを皆が認識するのどちらかくらいしかありません。完璧な調査をするためには、24時間年中無休で全ての人間の見たテレビ番組を調査しなければならず、そんなことは不可能です。よって、今はある程度の傾向が読み取れる視聴率調査を行っているのですが、この数値はどうしてもいい加減になってしまいます。全数調査ができない以上、完璧な視聴率は出しようがありません。

発表された視聴率の算出方法を知る

その視聴率の精度には限界があって、傾向くらいしかわからないことを知る事が必要です。前述で述べたとおり、我々としては多くの人間が視聴率の仕組みに関する知識を持ち、そのいい加減さを踏まえられるようになれば、テレビ関係者も視聴率を使った恣意的な行動もできなくなるでしょう。結果的に、視聴率の知識を知ることは自分らの生活をスムーズにすることにつながるのです。




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